【ワシントン＝池田慶太】米国のトランプ大統領は２２日、２０１６年大統領選の「ロシア疑惑」を巡り、当時のオバマ大統領や政権高官らが疑惑をでっち上げたとして司法省に捜査を求めた。 オバマ氏については「反逆罪」に当たると主張し、「追い詰める時が来た」と強調した。 トランプ氏はホワイトハウスで、記者団から人身取引罪などで起訴された米実業家ジェフリー・エプスタイン氏との関係を巡る報道について問われた際、もう一つの「魔女狩り」だとしてロシア疑惑とオバマ氏の関与に言及した。 １６年大統領選では、共和党のトランプ氏陣営がロシアと共謀し、民主党のヒラリー・クリントン候補の当選阻止を企てた疑惑が浮上した。ロシアの選挙介入は、上院の超党派委員会の報告書など複数の調査で裏付けられた。 これに対し、トゥルシー・ギャバード国家情報長官は１８日、米情報機関が当時、ロシアが集計結果を操作する可能性は低いと評価していたとする「新証拠」を公表。オバマ氏らがトランプ氏をおとしめるために情報を捏造（ねつぞう）したとの見解を示していた。
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