イチロー氏が高校生指導 県内随一の進学校…“吸収力”に驚き「インパクトありました」

2週連続での指導…5年間で10校目  マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏が、16日から2日間にわたり岐阜高で指導にあたった。大阪・大冠高に続いて2週連続の指導で、2020年からこれで10校目となった。  岐阜高は県内トップクラスの進学校で、創立151年目を迎えた。野球部は過去には選抜、夏の甲子園にそれぞれ3回ずつ出場。春は1978年、夏は1954年が最後で、今春、夏の岐阜大会ではともにベスト8だった。今回は後輩を思うOBからの手紙がきっかけだった。  イチロー氏は1日目、「県内トップの進学校ですよね。僕は勉強がやりかったけど、(野球に専念して)できなかった人なので、羨ましくもある。先ほど、校長先生ともお話をして、野球を通じて人格形成をする、そういう教育方針だと伺っています。甲子園という目標を持っていますけど、その先の人生がもっと大事。国を引っ張っていく人材がいるかもしれない。そう(野球の技術)じゃないことも学んでくれるとうれしいです」と生徒たちにあいさつした。  1日目はキャッチボールやトスバッティング、ノックなどをこなした。フリー打撃では計65スイングを披露し、部員もじっくり見守った。「(軸足は)開かないようにキープしたい。外にいかないように(開かないように)下半身でコントロールする」と打撃の意識を説明する場面もあった。  2日目は走塁練習でリードやベースの踏み方などの手本を見せ、その後は選手のティー打撃を見守った。指導を終えたイチロー氏は、「(言うことが)何もない、って言ってもいいくらい、みんなの反応がいいなと思った。特に今日の走塁。今までのチームで、ここまであの形をスムーズにできたことはないと思う。みんなが一番。びっくりしました」と進学校の部員たちの“吸収力”に驚愕していた。 「甲子園を目指すけど、がんばってほしい。期待しています、でも、その先をもっと期待したいと思える。社会に出て、社会を引っ張っていく人材だろうとすごく思いました」「僕にとってもすごく刺激が強い。高校生を見る目がみんなに会って、変わるかも、それぐらいインパクトがありました」と、2日間を振り返った。  2020年2月に「学生野球資格回復制度」の認定を受けたイチロー氏は同年12月、教職員と草野球で対戦するなどの交流があった縁で、3日間にわたって非常勤コーチとして智弁和歌山を指導。同校は、翌2021年夏の甲子園で優勝を果たした。昨年は旭川東(北海道)、宮古(沖縄)を指導していた。(Full-Count編集部)

もっと
Recommendations

ベッツが認める大谷翔平の“普遍”「本当に驚異的」 同僚が舌を巻く異次元の才能

ベッツ、フリーマン、マンシーが証言同僚のインタビューから、あら…

「私ならオオタニを選ぶ」 最強論争に一票…696発男が称賛、ジャッジにはない武器

ヤンキースの大物OBは「もし1人だけ選ぶとしたら、私ならオオタニ」と言及

大谷翔平の衝撃数値にファン度肝「異常だな」 米記者が指摘…ジャッジ凌駕の「62」

大谷翔平は昨年6月1日から159試合で62本を放っている【MLB】ドジャー…

“あざとい”デコピンに「癒やされて」 お疲れモードの大谷翔平にエール…愛犬が「かわゆす」

デコピンの真っすぐな視線にファン「やっぱ可愛いな〜」【MLB】ドジャ…

ド軍同僚が見た大谷翔平の素顔「予想していない」 指揮官も証言…“悪ふざけ伝説”拡大中

インタビュー動画で一致した同僚の評価普段フィールドで見せる圧倒…

「ジャッジ対ドジャースの構図」 想像を超える展開に驚嘆…孤軍奮闘で際立つ凄さ

ヤンキースの得点はアーロン・ジャッジのソロ2本のみと、一方的な展開

大谷翔平が「上手になった」 無邪気な笑顔で両手いっぱいの祝福…X歓喜「粋な計らい」

2回に通算200号となる5号3ランを放ち、ベンチで出迎えた大谷

ヤンキース、投壊18失点で昨季王者ドジャースに連敗 昨季WSの雪辱果たせず ジャッジは孤軍奮闘の20号&21号

アーロン・ジャッジが2本塁打を放つも、空砲に終わった

ドジャースとヤンキースで野手が登板 珍事に球場騒然…ヤ軍野手は3失点もキケは無失点

18-2の大量リードの9回に登板したが、ヤンキースも8回の守備で野手が登板

ド軍、ヤ軍に18点大勝 大谷翔平はライブBP→2安打2得点…月間HRの自己新&球団新お預け

大谷翔平は「1番・指名打者」で先発出場し、2試合連続のマルチ安打をマーク

loading...