【全モデルにマイルドハイブリッド】アウディ新型Q5シリーズ 導入記念の限定モデルも登場

新型Q5シリーズ 新型Q5シリーズは、新世代内燃機関のPPC(プレミアムプラットフォームコンバッション)をベースとする初めてのSUVモデルとして、プレミアムミッドサイズSUVセグメントで新しい基準を打ち立てるとアウディは述べた。 【画像】アウディ新型Q5シリーズと歴代モデルをみる 全93枚 アウディデザインのDNAを受け継ぎながらも現代的な進化を遂げ、優れた適応力と日常使いに適した実用性を組み合わせており、また、限定的な条件において完全な電動走行を可能とするMHEVプラステクノロジーをシリーズ全てのグレードに搭載し、効率的かつ強力なエンジンにより、将来を見据えたプレミアムモビリティの方向性を示しているという。 アウディは新型Q5シリーズを発表。 さらにヒューマンセントリックをテーマとするインテリアには、最新のコネクティビティとインフォテインメントシステムを統合した「デジタルステージ」を設置。また、プログレッシブステアリングや、快適性と路面追従性を高めるFSD(frequency-selective damper system)を採用すると発表された。 メーカー希望小売価格(税込)はQ5が760万円〜788万円、Q5スポーツバックが795万円〜823万円、SQ5が1023万円、SQ5スポーツバックが1058万円、限定モデルエディション1が919万円〜954万円となる。 実用的なスペースコンセプトと快適さ 新型は新しいインテリアコンセプトに基づいて、ヘッドルームとレッグルームが十分に確保され、快適な空間を提供する。 特にスポーツバックは、後席ヘッドルームがより広くなり、第一の実用的な特徴は、フルに調整可能なリアシートだ。 アウディは新型Q5シリーズを発表。 このシートは前後移動、チルト(傾斜)するため、トランク容量を増やし、後部座席乗員の快適さを向上させ、かつ3人が快適にリアベンチシートに座ることができるという。 通常の状態では520Lを確保し、リアシートを倒すと最大1473Lまで拡大が可能で、Q5スポーツバックでは、通常の状態で515L、リアシートを倒すと最大1415Lの広大なスペースが現れる。 ラゲッジコンパートメントカバーは、ラゲッジコンパートメントの床下に用意された収納スペースに格納でき、さらなる荷物の収納スペースを提供し、カバーを安全に保管。 もうひとつの実用的な特徴としては、先代モデルと比較してさらに大きくなったセンターアームレスト下の収納スペース、サングラスやキー等の小物を収納する多数の小型収納エリア、15Wの充電パワーを持つフロントセンターコンソールの冷却機能付きワイヤレス充電トレイ、そしてUSB-Cポートは前部に2つ、後部に2つ設置されている。 ダイナミックなエクステリアデザイン 新型モデルは、より立体的で彫りの深い、エッジを減らした連続的な面構成による力強い抑揚をもったボディラインが特徴的で、ヘッドライトとテールライトをつなぐショルダーラインは直線的であり、力強いシルエットをつくりだし、車両をより長くみせダイナミックな存在感を放つと彼らは表現する。 ヘッドライトは鋭く彫刻的で洗練された印象を与え、フロントのシングルフレームは幅広で高い位置にあり、縦方向の機能的なエアカーテンに挟まれ、シングルフレームの下部の大きなエアインテークには、センサーが収められた。 アウディは新型Q5シリーズを発表。 リアデザインは、高い位置にあるリアバンパーや鋭く傾斜したリアウィンドウにより、シャープでスポーティな印象を強化。リアビューはミニマルなラインで構成され、滑らかな面処理とシャープなカットが調和し、先進的かつ力強い印象を与える。 さらに、マフラーエンドを内蔵するデザインへと回帰し、絞り込まれたテールとともに印象を際立たせた。 「アドバンスド」と「Sライン」の2バージョン スポーツグレードのSQ5スポーツバックには、独自のエクステリアが与えられており、ウィンドウトリムは、標準でアルミ調仕上げとなる。 「アドバンスド」バージョン ラジエーターグリルとフロントエアインテークのインレイはスカンジウムグレー、ディフューザーはマットブラック、そしてリアのインレイはセレナイトシルバーなど、スタイリッシュなアクセントによるダイナミックな要素を備え、18インチの5アームツイストデザインのアルミホイールが標準装備となる。 「Sライン」パッケージとSモデル フロントエアインテークがより大きく、リアディフューザーもよりスポーティなデザインとなり、シングルフレームならびにロッカーパネルトリムは、Sラインパッケージがマットクロームルックアンスラサイト、Sモデルがマットクロームルックシルバーとなり、スポーティな印象を強調。 さらにSモデルのシングルフレームには、マットクロームルックシルバーのL字型インレイが施された。 居心地の良さを追求したインテリアデザイン また新型Q5/Q5スポーツバックは、アウディのインテリアデザインの4つの基本特徴を踏襲すると彼らはいう。 第一「ヒューマンセントリック」と第二の特徴「視覚的な明快さ」 ユーザーの見やすさを大切にしたレイアウトは、第二の特徴である「視覚的な明快さ」に寄与する。 アウディは新型Q5シリーズを発表。 水平に構成されたコントロールパネルなどから、機能性と美しさが細部に至るまで融合された、明確なデザインアプローチが感じられ、ドアにかけてゆるやかな曲線を描くコントロールパネルは、高品質な素材で作られたさまざまなパートで構成され、「デジタルステージ」とエアベントのベースとなった。 センターコンソールからドアにかけては、コントロール部分がアルミ調の湾曲したデザインで囲われ全体と調和し、Q5の堅牢でスポーティなSUVの哲学を強調すると表現された。 夜間も明快さは際立ち、ダッシュボードやドア輪郭を彩るライトはインテリアの幅を強調しセンターコンソールなどにある間接照明は、浮遊感を作り出し、さらにダイナミックインタラクションライトのLEDライトストリップが、クリアにデザインされたインテリアを囲み、車両のロック・アンロックやダイナミックインジケーターライト等を視覚化する。 第三の特徴「デジタルステージ」 インテリアの中心的な要素となる第三の特徴は、運転席と助手席の前に設置されているMMIパノラマディスプレイで、スリムで独立しながらもインテリアに完璧に統合されている。 曲面OLEDテクノロジーを備えた11.9インチのアウディバーチャルコックピットと、14.5インチのMMIタッチディスプレイを搭載。 オプション装備の助手席専用の10.9インチMMIパッセンジャーディスプレイは、アクティブプライバシーモードのシャッターテクノロジーにより、ドライバーの視線を妨げることなく、インフォテインメントシステムを自由に使用できることに加え、ナビゲーションなどでドライバーをサポートすることもできるという。 第四の特徴「マテリアルドリブンデザイン」 デジタルやテクノロジーとのコントラストとして、ソフトラップエレメントがドアからドアまでダッシュボード全体にわたって広がり、ドアのファブリックパネルやアームレストと共に、居心地の良い雰囲気を作り出している。 素材は機能性を重視して選ばれていると同時に、インテリアのそれぞれのエリアのデザインを明確に区別。快適さを重視したエリアは、表面を広くとってソフトな素材で強調されている一方で、コントロール部分は緻密にデザインされた。 全モデルでレザー/アーティフィシャルレザーシートを標準装備し、Sラインではスペシャルオプションとして、カスケード(cascade)クロスシートを選択可能で、これはウールのような手触りとダイヤモンドステッチによる高いデザイン性を両立したサステナブル素材で、サブ素材のインプレスムクロス(Impressum cloth)にもリサイクルプラスチック繊維を採用するなど、環境意識の高い顧客に配慮した選択肢となるものだ。 進化したライティングデザインとテクノロジー 新型Q5/Q5スポーツバックは、最新のライティングデザインとテクノロジーによって、その進化を感じさせると表現。 アウディとして初採用のリアウィンドウプロジェクションライトは、ブレーキ時にリヤウィンドウ上部にあるルーフスポイラーの下にグラフィックを投影し、ブレーキライトの警告表示を強調する革新的な機能で、SラインパッケージとSモデルに設定し、ブレーキライトの面積を広げ、後続車への注意を促し、安全性を向上させる。 アウディは新型Q5シリーズを発表。 また、第2世代のデジタルOLEDリヤライトは、コミュニケーションライトとして通常のテールライトグラフィックに加え、特定のスタティックテールライトシグナチャーや警告シンボルが表示される。 ヘッドライトは全モデルで、MMIから8パターンのライティング「デジタルライトシグネチャー」を選択可能で、デジタルOLEDリアライト装着モデルは、テールライトもMMIから8パターンのライティングを選択可能となる。 特定の条件下で完全な電動走行が可能なMHEVプラスを全モデルに採用 新開発の48V MHEVプラスマイルドハイブリッドシステムは、SQ5シリーズを含む新型Q5シリーズの全モデルに採用された。 この新しいMHEVプラスシステムは、内燃エンジンの効率を向上させ、走行性能をサポートし、CO2排出量を削減しながらパフォーマンスとドライブの快適性を向上させるという。 アウディは新型Q5シリーズを発表。 システムを構成するPTG(パワートレインジェネレーター)は、最大23.45kg-mの追加駆動トルクと最大18kW(24hp)の出力を生成し、減速時には最大25kWのエネルギーを回生。 その結果、特定の条件下で完全な電動走行が可能となり、燃料消費の削減に寄与することに加え、48Vのシステムにより電動エアコンプレッサーが作動し、車両が信号待ち等で内燃エンジンがオフになっているときでも、エアコンを作動することができる。 また、MHEVプラスシステムを搭載するモデルには、ブレーキペダルとブレーキの油圧システムが完全に切り離されているiBRS(統合型ブレーキ制御システム)により、初期の減速は摩擦ブレーキを使わずに、回生ブレーキでのみ行われ、さらにブレーキペダルを踏み込むと摩擦ブレーキが作動しますが、ブレーキの感触は変わらないとアウディは説明している。 モデルラインアップとスポーツグレード 新型Q5シリーズは、SUVとスポーツバックの2タイプで、いずれも2L直列4気筒直噴ガソリンターボTFSIエンジンと2L直列4気筒直噴ディーゼルターボTDIエンジンを用意する。 2L TFSI直噴ガソリンエンジンは、VTG(可変タービンジオメトリー)付きのターボチャージャーを装備し、部分負荷で極めて燃費効率の良い改良型燃焼プロセスを採用。 アウディは新型Q5シリーズを発表。 VTGによりガソリンエンジンでも低回転域でトルクの一貫した俊敏な立ち上がりが可能になり、最高出力150kW、最大トルク34.67kg-mを発揮する一方、2L TDI直噴ディーゼルエンジンは、最高出力150kW(204ps)、最大トルク40.79kg-mを発揮。 EA288 evo世代のこの2L TDIエンジンは、最適化されたシリンダープレッシャーセンサー、排気ガス制御システムTwinDosing(ツインドージング)、2本のバランスシャフトによるスムーズなエンジン回転など、燃焼技術を継承。 また48V MHEVプラスマイルドハイブリッドシステムを構成するPTGによって発進時のレスポンスに優れ、目覚ましい俊敏性を発揮し、加速性能ならびに燃費がさらに向上した。 いずれのエンジンも、48V MHEVプラスマイルドハイブリッドシステムを搭載して、AWDクラッチ付きクワトロ四輪駆動は7速Sトロニックトランスミッションと組み合わされ、0-100km/h加速はQ5/Q5スポーツバックともにTFSIが7.2秒、TDIが7.4秒と発表された。 スポーツグレード 新型SQ5/SQ5スポーツバックは、可変タービンジオメトリー(VTG)付きターボチャージャーを装着する3L V型6気筒TFSIエンジンを搭載する、最高出力270 kW(367ps)、最大トルク56.08kg-mを発揮するQ5シリーズのスポーツグレードだ。 48V MHEVプラスマイルドハイブリッドシステムにより、特定の条件下で完全な電動走行を可能とし、電動ドライブコンポーネントの高い回生性能によるCO2 排出量の削減をもたらし、20インチのグラファイトグレーポリッシュット5ツインYスポークアルミホイールを標準装備として、ダイナミックな走行性能と俊敏なハンドリングを実現した。 0-100km/h加速はSQ5/SQ5スポーツバックともに先代を大きく上回る4.5秒と発表されている。 2タイプ合計300台のグローバル限定モデル アウディQ5/Q5スポーツバック・エディション1発売 新型Q5シリーズの発売を記念して作られたグローバル限定モデルである「エディション1」を同時に発売。 ダークアウディリングス&ブラックスタイリングパッケージ(ミラーはボディ同色)、ライティングパッケージ、テクノロジーパッケージプロを装備するSラインをベースとする。 アウディは新型Q5シリーズを発表。 限定モデルのための特別装備であるマグネシウムグレーがアクセントになるフロントエアインレットと、ディフューザートリム、2色の色分けが施された21インチブラックメタリックポリッシュトのアウディスポーツ製マルチスポークSデザインアルミホイールが、エクステリアのハイライトとなった。 ボディカラーはデイトナグレーパールエフェクト、グレイシアホワイトメタリック、ミトスブラックメタリック、ナバーラブルーメタリックの4色を用意しており、インテリアカラーは、ブラック(スチールグレーステッチ)を採用。 いずれも人気の高いパッケージを標準装備して、アウディの新世代Q5の発売を記念するにふさわしい、個性と魅力を兼ね備えた限定モデルとなったと述べた。

もっと
Recommendations

トヨタ「超快適な豪華ミニバン」何がスゴい? 2列目「極上装備」必見! 「アルファード」はまさに社長室だった… 快適移動を実現する秘密とは

トヨタ「アルファード」の優雅な後席空間とは?快適移動を実現する高…

“当て逃げ”騒動の格闘家「皇治」が愛車「高級SUV」を公開! 約900万円の「カクカクSUV」どんなモデル? 「カッコイイなー」「最高です」声も

トヨタ「ランドクルーザー250」を「一番のお気に入り」とご機嫌な様子

スバル新「クロスオーバーSUV」発表! 全長4.4m級の“ちょうどいいサイズ”&「最も低燃費なパワトレ」搭載! “すごい運転アシスト”完全装備の「クロストレック」最高級モデルとは?

全長4.4m級の“ちょうどいいサイズ”に初の本格ハイブリッド搭載!…

“9年ぶり”全面刷新! マツダ新型「CX-5」世界初公開! 美麗すぎる「デザイン」どう進化? 新モデルに見る「魂動デザイン」の変化とは

従来型から「魂動デザイン」と「人馬一体の走り」を継承している

マツダ「“新”2ドアスポーツカー」まもなく登場! 初の「2リッター」×匠仕上げの高性能“200馬力モデル”は700万円に!? 戦闘力高めな「MSRロードスター」に注目!

200台限定のスペシャルモデル「MSRロードスター12R」もラインナップ

【2025年最新】トヨタの売れ筋ランキングTOP5!人気ミニバン・SUV・コンパクトカーのどれ? 1位に輝いたモデルとは

【2025年最新】トヨタの人気車トップ5!大人気ミニバンやコンパクトカ…

ハリポタ女優「エマ・ワトソン」が愛車の「高級外車」で“免停”! 重ねて違反し「スピード違反」でトドメか! 優等生「ハーマイオニー」役がイギリスで乗る「スポーティな愛車」とは

2024年7月31日、英のオックスフォードで約48キロ制限区域で愛車を運転

約99万円で「8人乗り」! スズキ「めちゃ安いミニバン」が魅力的! 全長3.2mサイズに「超・シンプル装備」で十分です! 割り切りすぎな“日常の足”「ボラン」パキスタン車の凄さとは

もはや「最低レベル」だけど「移動手段」ならいいでしょ電動化や先…

トヨタ「アルファード“オープンカー”」!? “ながーーい”ボディ&“超豪華”内装の「エルキュール」! 鉄仮面フェイス採用の「陸のクルーザー」どんなモデル?

高級ミニバンの常識を覆し、屋根のないオープンカーへと変貌させた

【話題性のアッパーミッドサイズ】アウディ史上ベストの空力性能と国内最長の一充電走行距離 A6 eトロンシリーズ

アウディA6 eトロンシリーズアウディA6 eトロンシリーズは、アウディ…

loading...