7歳の娘と5歳の息子の母で、ユーモアあふれる子育て漫画を ブログ や インスタグラム （ ＠yuihanada7 ）で随時発信している漫画家・イラストレーターのはなゆいさん。仕事と育児の両立に奮闘する日々の中で、子どもたちから学んだことや思わず笑ってしまったことなどを漫画にしています。 今回は、ある朝突然、はなゆいさんの身体にあらわれた蕁麻疹に関するエピソード。すぐにおさまるかと思っていたけれど、みるみるうちに赤みと腫れが全身に広がり、不安になっていたはなゆいさんですが、5歳の息子の行動でその不安が和らいだそう。詳細を綴っていただきました。 突然、赤みと腫れが身体にあらわれて… こんにちは、2人の子どもを育児中のはなゆいです。今回は蕁麻疹（じんましん）についてのエピソードです。※作中に蕁麻疹の写真が出てくるので、苦手な方は閲覧にご注意ください。 それはある朝突然、私の身体を襲ってきました。皮膚のあちこちが膨らみ、赤みを帯びてデコボコに……。しかもかゆくてたまらない。最初のうちは、虫刺されか何かにかぶれたのか、という程度で放っておけば治ると思っていました。でもおさまる気配がありません。 みるみるうちに赤みと腫れが身体を覆います。発症したのが早朝で病院がまだ空いてない時間だったため、その時は横になってやり過ごすほかありませんでした。「もしかして蕁麻疹？」と頭の中は、不安でグルグルしていました。 突然ベッドに横になって動けない母の様子に、子どもたちが心配で話しかけてきてくれましたが「大丈夫！」と笑顔を見せるので精一杯。実際、私自身も不安でいっぱいでした。 広がり続けるデコボコ、癒えぬかゆみと赤み、しかも原因は思い当たらない。「ちゃんと治るのだろうか……」体中に感じる違和感とかゆみに耐えながら、ただ横になっている私を救ってくれたのは、5歳の息子おーちゃんでした。 その優しさに、思わず胸がぎゅっとなった日のことを振り返ります。 子どもの優しさはプライスレス 全身を覆った蕁麻疹でしたが、数時間経つと徐々におさまっていき、「もう大丈夫かな」と少し安心。その日は予定が詰まっていたこともあり、病院に行くのは時間的にも体力的にも大変だからと、その日は様子見することにしました。 でも翌日に再発。これは長引きそうだと思い、病院へ行くことにしました。 ドクターが教えてくれたのは、蕁麻疹は日本人の約5人に1人が1度は経験するほどポピュラーな存在ということ。さらに発症原因が特定できる人は2割ほどしかいない、ということ。 アレルギー検査の結果、「ダニアレルギーではないか」と言われました。そして「何かダニに特別触れる機会はなかったか」とも先生に聞かれました。 しかしアレルギーが出る数日前から外出はほぼしておらず、いつも通り自宅で過ごしていました。掃除もこまめにしているし、この数日で特別ダニと接触するような記憶はなく……私は結局“残りの8割側”だったのかもしれません。 そんなドタバタの中で心に残ったのが、息子おーちゃんの行動でした。 コツコツ貯めてきた自分の大事なお金をかき集めて「ママ、病院行って」と言って差し出してくれたのです。突然蕁麻疹が発症して不安だった私は、その優しさと言葉に、涙があふれました。 体調を崩すのはつらい。でもそんな時に出会えた我が子の愛は、ずっと忘れられない記憶に残ることでしょう。子どもたちの優しさって本当にプライスレスだなと改めて感じました。 そしてみなさん！　もし突然身体の不調や変化を感じたら、無理せず早めに受診してくださいね。ママパパの元気が子どもの笑顔の源なんですから。 予想外の展開に仰天も…子どもたちと”おままごと”した２児の母が発見したライフハック