25日午前、静岡市葵区の林道東俣線で土砂崩れが発生し、付近の山小屋で宿泊客らが孤立しましたが、順次迂回路で下山、土砂崩れ現場では土砂の撤去作業が行われています。いまのところ、林道復旧は早くとも29日朝、崩落などがある場合は30日以降になる見込みです。 土砂崩れがあったのは静岡市葵区の林道東俣線で、25日 午前11時半ごろ林道管理業者から連絡があり、市が確認したところ、林道上に26日朝までに約200立方メートルの土砂が堆積していました。 この土砂崩れによるけが人はいませんでしたが、付近の「椹島ロッヂ」に宿泊していた登山者や工事関係者など117人が一時孤立しました。その後、市が徒歩で川を渡るう回ルートを確保したことから、26日までに宿泊者と、後から加わった別の登山者合わせて170人が下山したということです。 27日の下山については、登山道から下りてきた登山者などさらに120人ほどが見込まれ、市では、気象状況を踏まえた上で同様のう回ルートで下山を案内することにしていて、体調不良者などが出た場合は市消防ヘリや医療スタッフが対応できるよう待機するということです。 一方、土砂崩れ現場では、土砂の撤去が行われ、市によりますと、26日正午時点で、約200立方メートルの土砂のうち約30立方メートルを撤去したということです。現場では崩落が散発しているため、27日朝に再度状況を確認し改めて作業方法を決めるということです。林道の復旧についてはいまのところ早くても29日朝、崩落などで支障が生じた場合は30日以降になる見込みということです。
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