世界平和統一家庭連合、いわゆる“統一教会”の本部が建つ東京・渋谷区の土地について、東京地裁が仮差し押さえを認める決定を出したことがわかりました。 全国統一教会被害対策弁護団によりますと、教団に対し、過去の献金の返還などを求めて集団調停をしている元信者らは、教団の財産の流出を防ぐため、本部の建つ土地を仮差し押さえするよう申し立てていましたが、東京地裁は、今月18日付でこれを認める決定を出したということです。 教団は今後、土地の処分は事実上できなくなります。 被害対策弁護団は、「解散命令の確定が近づくにつれて教団による財産隠しの恐れが高まっている中、一定の財産が保全されたのは意義がある」としています。 一方、教団側は、「全く必要性のない無駄な手続きが行われたと言わざるを得ません。当法人が、当該土地の処分を行う予定は一切ありません」とコメントしています。
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