菊池風磨や木村拓哉に苦言…霜降り明星・粗品はもはや「若年性老害」か、主張する「芸人至上主義」の大きな矛盾点

粗品はもはや「若年性老害」か……? 次代の芸能界を背負って立つ若者代表のニュースターと目されていた霜降り明星・粗品さんも、気づけば32歳。「若者」とは言えない年代に突入しています。 近年は“噛みつき芸”でたびたび注目を集めていますが、彼の主張に筋が通っているとは言い難く、もはや「若年性老害」と言わざるをえない状態です。 直近で大きな話題となったのはtimelesz・菊池風磨さんへの苦言でした。 あるバラエティ番組のやりとりを観た粗品さんは、7月4日に公開した自身のYouTubeチャンネルにて、菊池さんより10歳年上のお見送り芸人しんいちさんに対する言動に物申したのです。 粗品さんは「俺は芸人至上主義や」としたうえで、「お笑い芸人にリスペクトのないヤツのことは警告させてもらいます」と切り出し、菊池さんのしんいちさんへの絡み方が「芸人腐し」「芸人スカし」で笑いを取るスタイルだとして、「芸人舐めたらあかんよ」とご立腹。粗品さんは、芸人とアイドルといった他業種の場合は、年齢が上の相手は敬うべきだという主張でした。 この菊池さんへの苦言だけで考えると言い分に筋が通っているのですが、粗品さんは菊池さんのSTARTO ENTERTAINMENTの大先輩である木村拓哉さんに何度も噛みついています。粗品さんによると、以前テレビ局で会った際に木村さんから挨拶を無視されたことがあり恨んでいるようですが、仮にその一件が事実だとしても、現在52歳で粗品さんより20歳も年上の木村さんへの暴言の数々は目に余ります。 キンプリ批判で炎上の過去 また粗品さんは2023年8月に自身のYouTubeチャンネルで、STARTO ENTERTAINMENTのKing & Princeに対して、「いまの状態のキンプリ、誰が見るねん」「(メンバー個人の)名前も出てこないし」と、2人体制となり再スタートを切ったばかりの時期に揶揄。粗品さんとキンプリの関係は浅く、特に彼らから失礼なことをされたわけでもないにもかかわらずディスっており、多くのキンプリファンが憤ったのです。 百歩譲って、キンプリ本人やファンがその発言をお笑いの“イジリ”として受け止め、楽しめていたのであればよかったのかもしれません。けれど、いくら粗品さん本人がおもしろがり、粗品さんの取り巻きや信者(粗品ファン)たちが大笑いしていたとしても、多くのキンプリファンが不快感を示し、悲しんだり怒ったりしていたのであれば、もう“イジリ”ではなく“イジメ”。そして、もし粗品さんの信者たちが、あのキンプリへの発言を擁護するのであれば、それは“イジメ”の共犯者と言えるでしょう。 それでもなお、あくまでお笑いの“イジリ”だったと言い張るのなら、あまりにもセンスがなく、つまらないネタだったと言わざるをえません。 いずれにしても20代中盤のアイドルグループを、他業種で関係性も薄い30代芸人が上から目線でこきおろすという構図だったことは事実。粗品さんは「若年性老害」と言えるのではないでしょうか。 粗品が唱える「芸人至上主義」の矛盾 粗品さんによるSTARTO ENTERTAINMENTタレントへの数々の発言は、失礼だったりセンスがなかったりするということはひとまず置いておき、「芸人至上主義」という観点だけで見れば、筋は通っているように思えるかもしれません。 しかし、粗品さんの「芸人至上主義」という主張は、いくつもの矛盾をはらんでいるのです。 たとえば、かつては粗品さんと熱愛疑惑もあった盟友のミュージシャン・あのさんは、バラエティ番組で、粗品さんの言うところの「芸人腐し」「芸人スカし」で笑いを取るシーンがたびたび見受けられました。菊池さん以上に芸人へのリスペクトを欠いていると思われる発言も少なくないため、菊池さんに警告したのであれば、あのさんにもYouTubeなどで真剣に警告すべきでしょう。 菊池さんへは厳しく警告してあのさんはスルーしているという現状は大きく矛盾しているように見え、仲のいい好きな相手には注意しないというのは甘々なスタンスであり、彼が掲げる「芸人至上主義」がぐだぐだなポリシーであると感じられます。 先輩芸人をあざ笑うような言動 そしてなんと言っても最大の矛盾点は、粗品さん自身が芸歴も年齢も上の先輩芸人たちへのリスペクトを欠いており、あざ笑うような言動を何度も何度もしていることでしょう。 代表的なところを挙げるとすれば、やはり元・雨上がり決死隊の宮迫博之さんへの暴言の数々。 粗品さんが昨年4月に出演したバラエティ番組内で、YouTuberをおもしろいと称えている芸人が嫌いと語り、一例としてその場にいない宮迫さんの名前を出したのです。その際に「宮迫」と呼び捨てにしており、共演者から注意を受けると、「いや、もう先輩じゃないんで」、「先輩じゃないですよ、アイツ。もう辞めたんで。先輩ちゃうやろ!」とディスっていました。 たしかに宮迫さんは吉本興業グループとの契約は終了しており、地上波テレビへの本格復帰も叶っていませんが、宮迫さんは芸人引退宣言などしていませんし、YouTubeを中心に芸人活動を続けていますので、間違いなく“先輩芸人”なのです。「宮迫」「アイツ」と呼んでいる時点でリスペクトの欠片も感じられず、「芸人至上主義」を提唱する人物の発言とはとても思えません。 これまた百歩譲って、「芸人至上主義」の“芸人”の定義が、吉本興業グループ所属でテレビなどのマスメディアに出演していることという、とても限定した枠組みだったとしてもやはり矛盾は消え去りません。 昨年6月には自身のYouTubeチャンネルでパンサー・向井慧さんについて、「パンサー向井っておもろい?」、「どの芸人も捨ててきたおもろさ」と揶揄。粗品さんより芸歴も年齢も上であり、吉本所属でテレビ出演多数の向井さんを見下したような発言をしていたわけです。 こんな言動を繰り返す人物が提唱する「芸人至上主義」とは一体……。 利己的な「主観至上主義者」 思うに粗品さんは「芸人至上主義」という、いかにも“芸人においての正義”とも思える言葉を隠れ蓑にし、ただ単に自分が見下している人物の悪口を放言しているだけなのではないでしょうか。 また、彼のなかで宮迫さんや向井さんが芸人としてリスペクトの対象にならないとするならば、提唱する「芸人至上主義」があまりにも凝り固まった価値観に思えてなりません。 価値観の多様性が叫ばれる昨今、芸人の“在り方”も多様であり、テレビの番組や劇場の舞台に出演することだけに限らず、さまざまなフィールドで活躍できるのが当たり前となってきています。 にもかかわらず、粗品さんは自分の好みに合う「笑い」だけを“正義”としており、好みに合わずにそこから外れると先輩芸人であろうとおもしろくないと決めつけ、リスペクトもせずに見下して嘲笑する。 「笑い」の好みなんてものは千差万別で、本来いろいろな形(表現・活動)があっていいはずですが、粗品さんは芸人や「笑い」とはなにかを自分勝手に定義し、おもしろいか・おもしろくないかを独断で決めつけています。 それをただの個人的見解の範囲内で語るだけならまだいいのですが、彼のタチの悪いところは、ただの主観を語るのに「芸人至上主義」というご大層な言葉を用い、さも高潔で美しい理念を主張しているかのように演出しているところ。要するに粗品さんは高尚な「芸人至上主義者」などではなく、ただ単に利己的な「主観至上主義者」でしかないのです。 ちなみに、自分の考えだけが正しいというふうに価値観が凝り固まっており、他の考えは認めないという主観至上主義者は、世間で「老害」と呼ばれている高齢者たちと同類と言っても差し支えないでしょう。 “若者代表”ではなくなってきた 霜降り明星が『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)で優勝したのは2018年、もう7年も前です。 粗品さんも当時はまだ20代中盤で、芸能界・芸人界を背負って立つ若手のニュースターとして期待されていましたが、この7年間で日本中を巻き込むようなムーブメントは起こせておらず。もう32歳で“若者代表”ではなくなり、芸人界でも次々と次代の売れっ子が現れてきているなか、いまも“天下獲り”はできていません。 それどころか、霜降り明星としてのレギュラー番組は、最盛期は10本近くあったものの、現在キー局のテレビレギュラー番組は『新しいカギ』(フジテレビ系)の1本のみ。 もちろん現在はテレビ出演だけが芸人としての売れっ子の証明ではありませんし、いまの粗品さんは自らテレビと距離を置いていると考えられます。ただ、以前はたくさんのテレビレギュラーをもらえていることに感謝の発言をしていた時期もあったため、すべて自らの意思で降板したとは考えにくく、人気が出ずにテレビ局側から打ち切られた番組が多数あったことが推察されます。 つまり、いまの粗品さんはテレビを求めていないのかもしれませんが、そもそもテレビ側も粗品さんを求めなくなってきているのです。 YouTubeでは多数のファンを抱える 一方でYouTubeは絶好調。チャンネル登録者数(2025年7月24日現在)は、粗品さん個人のメインチャンネルが約236万人、粗品さん個人のサブチャンネルが約90万人、霜降り明星コンビのチャンネルが約216万人と驚異的な数のフォロワーを誇っています。 これはファンを多数抱えているという証左ではありますが、いくらYouTubeチャンネルが大ヒットしていても、社会現象と呼ばれるようなブームを起こすには至っておらず、けっきょく一部の信者が粗品さんに熱狂しているだけとも言えます。 唱えている「芸人至上主義」はただの「主観至上主義」でしかなく、YouTubeといった狭いコミュニティ内の信者から絶賛されて価値観がどんどん凝り固まり、“イジリ”と“イジメ”の区別もつかない「若年性老害」——それが今の粗品さんなのではないでしょうか。 * もっと読む⇒【永瀬廉熱愛スクープ】国民的アイドル候補から失速の「King & Prince」…人気上昇中の「Snow Man」「timelesz」との決定的な違い 【永瀬廉熱愛スクープ】国民的アイドル候補から失速の「King & Prince」…人気上昇中の「Snow Man」「timelesz」との決定的な違い

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