岡山県倉敷市を舞台に高校生たちの友情を描いた映画「蔵のある街」をＰＲしようと、 同市出身の平松恵美子監督やこの映画で銀幕デビューを果たしたプロフィギュアスケーターの高橋大輔さんらが美観地区の倉敷川で川舟に乗ってパレードした。 映画は、美術の道を諦めかけている幼なじみを励まそうと、「花火を打ち上げる」という約束の実現に奔走する高校生たちの姿を描いた青春物語。昨夏に市内各所で３週間にわたるロケを行い、伊東香織市長ら多くの市民も出演している。 同市の映画館「ＭＯＶＩＸ倉敷」で７月２５日から先行公開されたのに合わせて企画され、同日、地元神社の宮司によるヒット祈願などが行われた。河畔でマイクを握った高橋さんは「倉敷に戻ってきました」とあいさつ後、川舟に乗り込み、駆けつけたファンや市民一人一人に笑顔で手を振っていた。 友人と来ていた県立倉敷中央高２年（１６）は「慣れ親しんだ倉敷のどの景色が映像になっているのか、見に行くのが楽しみです」と話していた。 映画は、８日からシネマ・クレール（岡山市北区）で公開。２２日からは順次、各地で公開される予定。
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