中断期間が明け、Ｊ２リーグは再開。 北海道コンサドーレ札幌はホームでサガン鳥栖と対戦し、荒野拓馬選手の決勝ゴールで１対０の勝利。８月５連戦の初戦を白星でスタートさせた。 岩政大樹監督 「（システム変更について）４日間のオフで放浪の旅に出て悩んだが、３バックの方が面白いと思った。シーズン中のフォーメーションの変更は大きな決断だった。特に中断前に勝ち点１０を取っている、その中でシステムを変えたので、選手の中には良く思っていない選手もいるかもしれない。そこは賭けだったが、オフ明け最初の練習で３バックにすることを選手たちに伝えた。俺の決断だからついてきてほしいと。３バックの方がハマると思ったし、夏に獲得した選手たちは配球能力があるので、３バックができるようになった」 「アグレッシブに行けるときは行く、行けない時は行かないという選択ができるようになっている。それはチームにとって大事なポイントで、半年間の成果だと思う。きょうは３週間練習してきた３－５－２がうまく生きたと思うし、大きな問題はなかった」 「（昇格に向けて）大きく出遅れているので大型連勝が必要。１戦必勝の気持ちで８月の５戦は戦う、５連勝する。ホームはサポーターの力で勝てるので、アウェーでも勝てることを示す。次節（アウェイ長崎戦）も勝つことしか考えていない、その先に昇格があると信じて戦う」 荒野拓馬選手 「中断期間は残り１５試合に向けてチームとして良い準備ができる時間だった。Ｊ１昇格に向けて８月の５試合は大事、１戦目で勝てて良かった」 「（ゴールについて）田中宏武選手からボールが来たときにチャンスだと思って、思い切って中に入った。相手のミスもあり、ボールがこぼれてきて、決められて良かった。ゴールにぶち込む気持ちで振り切った、チームを勝たせるゴールで良かった。毎回色んな選手が活躍してチームを勝たせて、１つでも多くの勝利を掴みたい」 「チームとしての戦術もそうだが、ベース部分の走る・戦うは負けちゃいけない。体を投げ出してでも点を取る、ゴールを守るというプレーを出していきたい」 高木駿選手 「すごく大事な試合だった。３週間準備をしてきて、変わった部分もあったが、前節５－１で負けて、まずは守備の所を取り組んできた中で、無失点で勝つことができたことは良かった。シュートコースが限定された上でのシュートだったので、しっかり止められた。チーム全体で守った結果」 「フォーメーションが変わり、守備の仕方を再確認した。プレスにいくところといかないところをハッキリさせる、やみくもに守備をしても体力が削られるだけ。効率的に守るということに取り組んだ。後ろで耐えて、しっかり守る。攻められてもゴール前でしっかり守るということが大事な要素だった」 「連勝することが目標だが、もっと点をとらないといけない。最後の方は、自陣で守ることも多かった、自分たちが攻撃をしながら時間をすすめていかなければいけない」 北海道コンサドーレ札幌は、次節９日(土)にアウェイで長崎と対戦する。