捕手はカーレース映画にちなんだスパイクやプロテクターを使用した 【MLB】レッズ ー ブレーブス（日本時間3日・ブリストル・モーター・スピードウェイ） 　2日（日本時間3日）にテネシー州のブリストル・モーター・スピードウェイで開催予定だったレッズ-ブレーブス戦が、サスペンデッドゲームとなった。“目玉イベント”のまさかの事態に、ファンからは不満が続出した。 　同場所で初めてのMLB開催は、雨により2時間17分遅れでプレーボール。初回ブレーブスは3者凡退で、レッズは1死からマット・マクレーン、エリー・デラクルーズ、オースティン・ヘイズの3連打で1点を先制した。しかしここでサスペンデッド。試合は3日の米東部時間午後1時（同4日午前2時）に再開する。 　MLB公式サイトは、ナ・リーグもア・リーグもテネシー州で試合を行ったのが初めてであること、レース会場で行われた初の試合であることを紹介。選手の中にはカーレースにちなんだ服装で球場入りした人もいたという。また両チームの捕手は、カーレース映画にちなんだスパイクやプロテクターを使用した。 　米スポーツ局「ESPN」は「関係者が7月28日（同29日）に発表したところによると、これまでの有料入場者数記録である、1954年9月12日にクリーブランドスタジアムで行われたヤンキース戦の8万4587人を上回る8万5000枚以上のチケットが売れた。ブレーブスのブライアン・スニッカー監督は、クラブハウスに耳栓が用意されていることを明かし「これだけ多くの人に囲まれたことがあるかどうか分からない」と話した。マット・オルソンは「正直、最初に思ったのは、1試合だけのためにこれだけのことをしたなんて信じられない」と驚いていた。 　しかし自然には勝てず、ファンからは「スピードウェイ・クラシック？　どちらかといえば雨中断クラシックでは」「何百万ドルも使ってレーストラックをMLBの球場に変える？　1試合だけ。雨予報。たいしたことない2チーム。2時間以上の雨による中断。これは野球のマーケティング史上最大の失敗。何を考えてた？」「この試合を始めると決めた時、MLBは世界中の他のみんなと違う雨雲レーダーを見ていたのだろう」など厳しい声が上がった。（Full-Count編集部）