山本由伸が抱えた“新たな悩み” こだわり捨てる選択肢も…幻に終わった極レアケース

半袖に挑戦するも…選択したのは長袖「ダルさんみたいに、かっこよく着れたら」 【MLB】ドジャース 3ー0 レイズ(日本時間4日・タンパ)  蒸し暑い“決戦”を前に、悩みを捨て切っていた。ドジャースの山本由伸投手は3日(日本時間4日)、敵地でのレイズ戦に先発登板し、6回途中5安打無失点の好投で今季10勝目をマークした。前回登板した7月28日(同29日)の敵地・レッズ戦ではシンシナティの高湿で試合中にアンダーシャツを3度も着替えた。「いやぁ悩んだんですけどね〜。最終的に普段通りを選びました」。小さな“決断”が大きな実を結んだ。  登板2日前のブルペン投球。調整に向かった山本は、半袖姿でグラウンドに登場した。半袖自体はレアケースではないが、ユニホーム着用時の袖なしは“極レア”。「前回のシンシナティと今回のタンパ。また違ったケースの暑さを感じたので、半袖で投げるか迷ったんです」。結果的に選択したのは、長袖だった。 「中学でも高校でもプロでも、半袖での登板は記憶にないですね。小学生の試合ぶりに半袖を考えたんですけど、やっぱりいつも通りを選びました。練習で試しても、汗が止まらなくてグラブに流れたりで気になるので……。結局、長袖にしました」  高湿だったシンシナティでは7回101球で4安打1失点。9勝目を掴んだが「3回を投げて9回完投したような体力消費でしたよ」と爽やかに汗を拭った。それだけに、今回のタンパでのマウンドも「何回も着替えていいように準備をしておかないと」と対策を練った。  試合中は通訳の園田氏を頼った。「汗の量が全然違って……。何度も何度も着替えて、ヒロさんのサポートでなんとか乗り切りました(笑)」。滴る汗が袖の紺色を“変色”させる度に「(アンダーシャツが)ズレたり、重くなったりすれば着替えました。いつもより繊細に『体調どうかな』と感じながら(1週間を)過ごして。気持ちの準備ができていたので良いパフォーマンスが出せたかなと思います」と前髪をかき分けた。 “秘策”に踏み切らなかった理由は、もう1つある。「ダルさん(ダルビッシュ)みたいに、かっこよく半袖が着れたらな……と思ってたんですけどね。鏡を見てみたら『あれ? なんか違うな……』と(笑)」。猛暑も関係なし。ふとした言葉も行動も、自然体だった。(真柴健 / Ken Mashiba)

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