静岡市清水区の70代の男性が、通信会社や警察官をかたるうその電話を信じ、現金計約6300万円をだまし取られ、警察が特殊詐欺事件として調べています。 警察によりますと、6月下旬に、静岡市清水区の無職で70代の男性宅に、通信事業者を装った自動音声電話があり、男性が対応したところ、警察官や検察官をかたる相手に電話がつながり、「あなたの携帯電話や銀行口座が不正契約されている」「口座情報を教えてください」などと言われました。その後、「犯罪に関わっているか調べるため、全ての資産をひとつの口座に集めてください」などと指示され、これを信じた男性が、相手の指示されるまま、手続きを行ったところ、7月中旬から下旬までの間、複数回にわたり、被害男性の口座が不正に操作され、現金計約6300万円がだまし取られたということです。 警察は特殊詐欺事件として捜査するとともに、「警察から捜査対象になっていると言われた場合は詐欺を疑い、一旦電話を切って、ご自身で最寄の警察署を電話番号を調べるなどして相談してください」「電話で口座情報を聞かれた場合は詐欺を疑い、絶対に教えない」などと注意を呼びかけています。
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