コメンテーターの玉川徹氏が７日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」（月〜金曜、午前８時）に出演。日米の相互関税にを巡る見解の違いに「こういうアメリカって先進国とは思えないなって思ってる」と指摘した。 　番組では７日に発動された日米の新たな相互関税について取り上げた。日本政府は日本の関税率は１５％と説明してきたが、トランプ政権は従来の関税に１５％上乗せすると発表し、日米間で食い違っていることなどを報じた。 　玉川氏は「いまの段階では、ちょっと、日本側、アメリカ側のどちら側に瑕疵があるのか分からないと思います」とした上で「通常、こういう外交は事務方同士で話し合いをして、決めて。トップ同士は儀式みたいなことをやるのが通常なんですね」という。その状況からして「日本側は、ちゃんとアメリカ側のどこかとは日本側の発表通りのことを握ってたと思うんですよ」と推測する。。 　ただ、その話し合いの結果が「むしろそれより上のホワイトハウスの方で、こういう変更のような、誰の指示かは分かりませんけど、出してきたと思うんですね」。 　玉川氏は「僕はもうすでに、こういうアメリカって先進国とは思えないなって思ってるんですよ。事務方同士で話がついているっていうものをトップの一存で、急にひっくり返したりするってことを常々やってきているわけですよね」とアメリカの現状を分析する。 　合意文書が作られなかったということのも問題あるのではと指摘されているが、玉川氏は「合意文書の話も出てますけど、合意文書を交わしてたら、トランプさん、それをひっくり返さないのかと言ったら、そんなことないと思うんですよ、僕は」と文書があったとしてもこういう事態は起こりえたと推測。「ずっとと交渉を続けながら、日本にとって有利な状況を都度都度、確認しながら、勝ち取っていくという手しかないんじゃないですかね、トランプ政権に対しては」と持論を展開した。