投手復活後に急落した大谷翔平のデータ 投打二刀流に意義があるか

投手復活後に急落したデータを指摘  投打二刀流を復活させたドジャースの大谷翔平投手について、その代償を指摘する声がある。米スポーツ局「MLBネットワーク」の番組「MLBナウ」では、大谷が6月16日(日本時間17日)に投手として復帰登板を果たして以降、10%近く落ちた数値が示され、出演者2人が二刀流を続けるべきかどうかを巡って激論を交わした。  同番組で司会を務めるブライアン・ケニー氏は「オオタニが投げるイニングを徐々に増やしていって今では先発ローテーション入りしたことに誰もが興奮しています。これには代償がついてきますが、それだけの価値があるのでしょうか」と問いかけた。スポーツキャスターのボブ・コスタス氏は「前回の先発で彼は4回を投げ本塁打も打ちましたよ」と答え、投打での活躍を評価した。  だが、ケニー氏は「彼が何をしてきたか、データをお見せしましょう」と切り出すと、投手復帰以降の大谷について「彼は長打率が.100落ちているんです。そして盗塁もしなくなったに等しい」と指摘。さらに「今年は彼が先発投手になった瞬間(6月16日以降)から、打率は.239、出塁率は.361、長打率は.546になっています。なので打撃が大いに影響を受けています」と述べ、打撃成績の低下を懸念材料として挙げた。  さらにケニー氏は投手として登板することに「この代償を払う価値があるのでしょうか。その上ケガのリスクもある。彼そのものを失う可能性があります」と問題提起。コスタス氏は「あなたが今言ったことは議論の余地がありませんが、彼はこの独特な二刀流があるからこそ、彼なんです」と反論し、あらためて投打二刀流が大谷の価値を高めていることを強調した。  続けてコスタス氏は「彼は両方やりたい。それはドジャースの動員数が増える理由の一部ですし、彼への投資の一部でもあります」と力説。だが、ケニー氏は「彼は偉大な投手ですし、メジャーで5本の指に入る投手だと思います。ですが、彼が今後投げることで今までよりドジャースタジアムの来場者数が増えるとは思いません。ファンが来るのは、彼が打っていて、サーカスが町に来たかのような大騒ぎになるからだと思います」と、なお異論を唱えた。  双方の議論はヒートアップし、コスタス氏は「彼は総合的にファンを引き寄せる一助を担っていると思いますが、彼の登板日は空席があまりない」と、やはり投打二刀流には意義があると主張。これに対してケニー氏は「あなたの言い分では、彼そのものを失う危険性を冒すと言いたいんです」と話し、二刀流によって共倒れに終わる可能性を指摘した。(Full-Count編集部)

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