【あの時、手放さなければ】夏が来れば思い出す?セルシオ、ランサー、W126メルセデスなどもう一度乗りたいクルマ5選!

約50台を愛車にして後から思う 新車もあれば中古車もある。 【画像】あの時、手放さなければ……!筆者がもう一度乗りたい名車たち 全104枚 齢59にして、およそ50台を愛車にしてきたのが数多いことは自分でも理解している。中には5年間を共にした相棒もいれば、わずか1ヵ月という短い付き合いだったものもある。今にして思う。せめてこの5台はもっと長く乗ればよかったと。 筆者が「あの時、手放さなければ」と思う、一生モノの名車たちをご紹介。 トヨタ自動車、三菱自動車、メルセデス・ベンツ 筆者が「あの時、手放さなければ」と思う、一生モノの名車たちをご紹介する。 初代トヨタ・セルシオ(後期型C仕様) 新車の時は予算的に買えなかったので、5年落ちを購入した後期型C仕様の初代『トヨタ・セルシオ』。それでも新車のように綺麗なクルマだった。 この頃は高速道路を使った長距離移動が多かったので、トムス、サード、ミシュラン、OZなど一流ブランドのパーツを組み込んでより快適な高速走行を目指した。排気量の5L化、スーパーチャージャー装着などの計画もあったが、ノーマルの排気量でも十分によく走った。 初代トヨタ・セルシオ(実際に所有した車両ではなく広報写真)。 トヨタ自動車 ドライバーとの相性はバッチリ。相思相愛だったのだが、とあるコンパクトカーのウェブサイトを立ち上げるのを機に、愛車も買い替えてしまった。このセルシオは大学時代の北海道に住む友人に買ってもらい、その後10年くらい乗ったらしい。「いいクルマだ!」と彼はいつも言ってくれた。 5代目トヨタ・カローラ・レビン(AE86前期型GTV) 新車がデビューした時に欲しかった、AE86型『トヨタ・カローラ・レビン』。その時は予算的に買えなかった。 4、5年後、ふと通りかかったトヨタ中古車センターにシルバーのカローラ・レビンを発見。クルマの状態はよく、地味なアルミホイールに履き替えられている以外はノーマルで、価格も良心的なものだった。 5代目トヨタ・カローラ・レビン(実際に所有した車両ではなく広報写真)。 トヨタ自動車 この頃の僕はレースもやっていて『もっと運転が上手くなりたい』という強い思いを持っていたので、軽量なFRでマニュアルトランスミッションのAE86は理想的なクルマに思えた。 購入後、すぐさま強化サスペンション、LSD(リミテッド・スリップ・デフ)、ハイグリップタイヤと極太のアルミホイールなどを入れて夜な夜な峠を走った。が、しかし、どうしても自分の思い通りに走らせられない。ウデがなかったからといえばその通りだが、過度なハイグリップタイヤを履かせたのが良くなかったのではないか。 結局は、半年ほど乗っただけで大学時代の自動車部の後輩に安く譲ってしまった。過ぎたるは及ばざるが如し。ノーマルから始めてじっくりと付き合いたかったクルマである。 三菱ランサーEXターボ これは紹介すべきかどうか迷った特殊なクルマだ。理由はチューニングカーだから。大学生の時、先輩が大切に乗っていたものを譲ってもらったのだ。 ノーマルの『三菱ランサーEXターボ』は135psだったが、これの2倍くらいのパワーを絞り出していた。ルックスもイケていた。エアロパーツやBMWのチューナーとして有名なハートゲのアルミホイール、ポルシェデザインのステアリングホイールなどで渋く決まっていた。雑誌にも露出したことがあるクルマだから、乗っているとカーマニアによく声をかけられた。 三菱ランサーEXターボ(実際に所有した車両ではなく広報写真)。 三菱自動車 運転は特殊技術を要した。まずクラッチが異様に重い。最初は間違えてフットレストを踏んでいるかと思ったほどだ。エンジンは4000回転以下と以上でまったく別のクルマだった。 アクセルを全開にし、タコメーターの針が4000回転を超え、ブーストメーターの針が1.2を指したら、シートに体が押し込まれ、流れる景色は飛行機の離陸時よりも速く、それがドライ路面なら楽しいが、ウェット路面では恐ろしくてアクセルを踏み込めない。 ファイナルレシオは最高速仕様。何度も峠に連れて行ったが、スピンしない日はなかったほどだ。今だから言えるというか、当時はグレーゾーンとして、ディーラーにも足を運ぶことができた。今は亡き有名チューナーの作品。昭和60年頃の思い出だ。 2代目トヨタ・ソアラ3.0GT(後期型) 前述のチューンド・ランサーEXターボに乗っていた先輩が大学を卒業するや否や、白い2代目『トヨタ・ソアラ』前期型の3.0GTを買った。これで箱根にドライブに連れて行ってもらったのだけれど、これがもうカッコいいのなんの! 静かで速いし、乗り心地もいい。日本車でも、ついにこんなトータルバランスに優れたクルマが出たのかと感動した。 2代目トヨタ・ソアラ(実際に所有した車両ではなく広報写真)。 トヨタ自動車 『いつかはソアラに乗りたい』。そんな思いが爆発したのが2年後。僕は就職してすぐに2代目ソアラ、マイナーチェンジ後の3.0GTを手に入れた。色は白も良かったけど、ツートンカラーにした。 フル装備にしたらプラス100万円くらい高くなったが、これをベースに合法チューニング。ノーマルの240psが300psオーバーになった。レカロシートに交換して、自動車電話を装着して、イキって乗っていた。 周囲には輸入車好きが多かったが、負けてる思いはなかった。いやーいいクルマだった。たった2年半で手放してしまったのはなんでだろう。完璧すぎたからだろうか。手放して後悔した、もう一度乗りたいクルマ第1位だ。 メルセデス・ベンツ300SE(W126型) 齢40を過ぎたあたりから無性にW126型『メルセデス・ベンツ』に乗りたくなって、程度の良い個体を探していた。理想は500SE。 マンション暮らしで駐車場のサイズに制限があったから、ロングボディは辛い。300SEでも良かったが、パワーはあるに越したことはない、きっと。560SECという手段もあったが、とにかく程度のいい500SEが見つからずにいた。 メルセデス・ベンツ300SE(W126型)。こちらは実際に所有した車両。 木原寛明 実はあまりにも見つからないので我慢できず、ジャガーXJ6(X300型)を買うという暴挙に出たのだが、これが大失敗。決して悪いクルマじゃなかったけど、やはりその時の体が求めていたのはW126であって、X300ではなかった。 ジャガーに半年間乗った後、理想のW126は家の近所で見つかった。シルバーボディの300SEで、何と33ナンバーだ。乗ってみたらこれが良かった。パワー不足も感じさせず、チューンしたランサーに乗っていた男がたどり着いた理想の1台となった。 維持費は結構掛かったが大きな故障もなく、飽きっぽい僕が5年半も乗ったのだから自分でも驚いてしまう。 これぞもう一度乗りたいクルマ第2位。1位でないのは、やはり500SEか最終型の560SELに乗りたいという気持ちがあるからだ。

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