佐々木朗希の速球は「楽に打ててしまう」 8月下旬の復活へ番記者が指摘した「成長の兆し」

マイナーでのリハビリ登板へ、鍵を握るツーシーム  ドジャースの佐々木朗希投手は、新たな球種のツーシームを習得し、8月下旬の復帰を目指す。メジャー1年目では壁も経験した23歳は後半戦で本来の持ち味を発揮できるか、ドジャースの番記者もポッドキャスト番組で、その課題と可能性に触れた。  右肩インピンジメント症候群で5月13日(同14日)にメジャー初の負傷者リスト(IL)入りとなった佐々木。5日(同6日)には約3か月ぶりにメディアの取材に応じ、「健康面はもう不安はない」と語り、14日(同15日)に3Aでリハビリ登板することが決まった。  米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」でも、佐々木の復帰への動きは話題に。司会を務める元パドレスのキャメロン・メイビン氏は「先発になるのかブルペンなのか分かりませんが、ロウキ・ササキは現状、ドジャースをワールドシリーズ優勝に導く手助けをするための道のりの、どこにいますか?」と問いかけた。  地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のジャック・ハリス記者は「8月末か9月初旬ごろに先発として復帰する見込みです」と解説。デーブ・ロバーツ監督の「10月になったら最も良い投手13本を使う。ロウキ・ササキがローテーションの1人であれ、ブルペンであれ、その上位13人に入っていれば(ポストシーズンで投げる)集団の1人になるし、入っていなければ、ならない」という言葉を紹介した。  だが、ハリス記者は佐々木の直球に課題があると指摘。「彼の速球はシーズン初めに96マイル(約154.5キロ)くらいに留まっていた。100マイル(約160.9キロ)出ていなければならない球です」と、シーズン序盤は本来のスピードが出ていなかったことに言及。「彼の速球はあまり動かないので、100マイルくらいは出ないと打者にとっては(動くものより)楽に打ててしまいますし、シーズン序盤は真芯で捉えられることが多かったです」と述べた。  加えてスプリットについても「球としてはとても良いし、同じドジャースのチームメートらも打席で捉えにくいとか、球の動きを称賛していた。ですがストライクゾーンに投げられなければ見送られる可能性が高くなります」と懸念を示した。  他方で、新球のツーシーム習得は「これは興味深い行動です」と言及。シーズン序盤は直球、スプリット、スライダーの3球種で苦戦していたことから「もう少し成功できるようツーシームを加えたり何か新しいことをするのを彼が受け入れたことは成長の兆しだと思います」と、進化を求める佐々木の姿勢を評価した。(Full-Count編集部)

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