大谷翔平が生んだ“ドタバタ劇場” 初の三重殺→劇的弾→「なおド」、報道陣も大混乱

かつての本拠地に“凱旋”した大谷翔平…三重殺→豪快43号も「なおド」 【MLB】エンゼルス 7ー6 ドジャース(日本時間13日・アナハイム)  アナハイムの左翼後方にたたずむ、大きな「A」のマークが全てを見届けていた。ドジャース・大谷翔平投手は12日(日本時間13日)、敵地でのエンゼルス戦に「1番・指名打者」で出場し、3打数1安打1打点、2四球を選んだ。同点の9回に4試合連発となる43号ソロを放ち、一時は勝ち越したが、救援陣が崩れて延長10回にサヨナラ負けを喫した。  まさに“ドタバタ劇場”だった。1度目の“劇場”は5-5の同点で迎えた6回無死一、二塁だった。強い打球を放つも遊直となり、飛び出した2人の走者が戻りきれずトリプルプレーに。勝ち越しの好機が一瞬でチェンジとなる、まさかの一打に場内は騒然。アナハイムの記者席も驚きの声が響いた。  2度目の“劇場”は同点で迎えた9回。先頭打者として打席に入り、相手の守護神・ジャンセンから豪快な右越え弾を放った。4試合連発となる43号は、打った瞬間にバットフリップから指をさして確信歩き。ドジャースが連敗を止める……かと思われた。  日本では夏休み期間に入り、大谷を応援する観光客も目立つ。背番号17を着たファンたちはドジャースの勝利を信じたが、救援陣が踏ん張りきれず。3度目の“劇場”でゲームに決着がつき、まさかのサヨナラ負け。赤と青の混じったスタジアムでは、何度も歓喜と悲鳴が共存していた。  大谷が発するコメント取材のため、試合終了直前にクラブハウス前に待機した報道陣も天を仰ぐ結果となった。喜びと悲しみが交互に訪れ、右往左往する結果に。選手や監督取材後、記者席に戻る途中で遭遇した球場スタッフは言った。 「アナハイムにショウヘイが戻ってきたね。ファンも今カード(ドジャース戦)はたくさん来る。みんな、ショウヘイを観に来る。ショウヘイはアナハイムに(かつて)いた。楽しみを毎日くれていた」。勝敗がついた頃、夜空は真っ暗になった。次に陽が昇れば、アナハイムのマウンドに“ショウヘイ”が帰ってくる。(Full-Count編集部)

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